「酉与(よ)右衛門」の蔵元を囲む会in池袋・坐唯杏別館 [グルメ・クッキング]
9月某日、池袋・坐唯杏別館で「酉与(よ)右衛門」の蔵元を囲む会が開かれました。
酉与右衛門は岩手県花巻市の蔵元で、3月の大震災では、仕込み蔵の土壁の一部が壊れた被害だったそうで、大したことはないと言うことでした。
やってきた蔵元は川村直孝さんです。
若い方ですが、酒造りへの強い意欲が感じられました。
この日に飲み比べた酉与右衛門は、右から、「純米大吟醸 阿波山田錦50% 15BY」、「純米吟醸 阿波山田錦50% 21BY」、「純米吟醸 備前雄町50% 20BY」、「純米 阿波山田錦70% 21BY」、「純米 備前雄町70% 22BY」、「特別純米 岩手吟ぎんが 50% 22BY」の5種類です。
乾杯のお酒は、「純米大吟醸 阿波山田錦50% 15BY(何と7年ものの大吟醸で、残りあと2本、売らないそうです)」です。大吟醸でも7年も経つとしっかりとした味が乗っていて、美味しいお酒になっていました。
あとは料理が出てきて、お酒も冷と燗酒という具合に出てきます。
先付「じゃこと大根菜炒め」
前菜は、「白魚雲丹焼き」
椀は、「鱧と松茸の清汁」。今日は土瓶蒸しとは違って、香りも味も美味しかったです。
先向は、「鳴門の鱸の刺身」。あの徳島の漁師、村さんの鱸です。
後向は、「鰹と鯨の土佐造り」。坐唯杏のお得意料理、鰹に今回は鯨も土佐造りにしちゃいました。
柔らかく、美味でした。
焼物は、「粒貝ジュノベーゼ」。
バジルソースが粒貝と合っています!旨いです!
預鉢は「漬物盛り合わせ」。
煮物は「牛肉やわらか煮」。
揚物は「無花果あん肝天麩羅利休味噌」。
無花果の天麩羅は甘く、あん肝も甘めの利休味噌に合います。
食事は「田舎せいろ蕎麦」。
甘味は「桃コンポートゼリー」。
甘い桃だと美味しく作れないとのことです。固いくらいの桃が良いそうです。
一番気に入ったお酒は、「純米 阿波山田錦70% 21BY」でした。常温で美味しくいただきました。
今宵も大満足な夜でした。御馳走様でした。
鯨の土佐造り・・・食べてみないですね。
鯨はなかなか売っていないので食べる機会がないです。
無花果あん肝天麩羅利休味噌、これはどんな味なのでしょう。
想像がつきません。無花果が天婦羅になるとは意外でした。
by さる1号 (2011-09-11 06:33)
さる1号さま、コメントを有難うございます。無花果の天ぷらは、無花果の甘さと利久味曽のやや甘さがある味曽味が折り重なるような厚みのある味です。あん肝は、こってり感はあまりなく、味噌の味で食べる感じです。無花果の天ぷらは美味しいですよ。お試しあれ!
by newton (2011-09-11 12:16)